人生を左右することだからこそ、綿密なコミュニケーションを <提供実績多数ドナーK.O.さまインタビュー>
こんにちは!Ton Bébé運営のあきんぼうです。
今回は、3人のドニーさまに計11回の提供実績をお持ちのK.O.さまにTon Bébéに登録した理由や、精子提供を受ける上での注意点などをお聞きしました。
【ドナー情報】
- 名前: K.O.さま
- 年齢: 41歳
- 血液型: A型
- 身長/体重: 180cm / 82.0kg
- 提供実績: 11回 (2021/8/16時点)
- プロフィールURL: https://www.tonbebe.jp/donor/2699
- お写真:
インタビュアー: あきんぼう
✔︎ まずこれまでに多くの提供実績をお持ちのようですが、どのくらいの方とメッセージのやり取りをされていらっしゃいますか?
メッセージのやり取りだけでしたら、10名を超える方々としています。しかしながら、そこから全員と面談に至るわけではないので最終的に提供をさせていただいたのは3名です。
初期のメッセージのやり取りの時点でコミュニケーションが一方的な方や、冷やかし目的らしい方が居たのが残念でした。
✔︎ コミュニケーションが一方的、というのは具体的にはどのような場合でしょうか?
例えば、あちらからの質問に対して私が真摯に答えているにもかかわらず、こちらからの質問はスルーされたことや、以降返信が無くなるということがありました。
WEBを通じての精子提供というまだ認知の浅い繋がり方をしていたとしても、コミュニケーションを欠いていい訳ではないと思います。むしろ、そのような人生を左右する事柄だからこそドナー/ドニーの立場に関係なく、コニュニケーションは丁寧であるべきです。
やり取りが成立せず、こちらから提供が難しいと判断したケースもありました。
相手を思いやる、質問に答える、丁寧な言葉を使うなど、ドナー/ドニーは、お互いに普段以上の気遣いによる綿密なコミュニケーションが重要なのではないでしょうか。
✔︎ そもそもなぜ精子提供を始められたのでしょうか?
昨年、精子提供に関するWEBニュースを見たことがきっかけです。
私はプロフィールに記載の通り、元々ボランティア活動が好きで様々な活動に参加してきました。
地域の清掃や人助け、町おこしイベントやスポーツ大会など、ボランティアの類はあらかたやり尽くした自負があります。そこから、より具体的な個人のためになる活動に興味を持ち始め、若いうちにしかできない精子提供をやってみようと決意しました。
✔︎ その中でも、なぜTon Bébéに登録されたのですか?
他のマッチングサイトは、ドナー登録の際の手数料を得ることが目的に思えるものや、登録されている方のプロフィール情報が十分とは言えず、真剣な精子提供に適さないのではと思わされるものがありました。
精子提供は、まだ法整備が未熟で、様々なサイトが乱立しています。その中で最もきちんとしていて、クリーンな印象を持てたのがTon Bébéだったため、登録させて頂きました。
✔︎ Ton Bébéで活動されていてのご感想はいかがでしょうか?
私はこれまで3名の方への提供実績があります。
そのどなたにも共通しているのは、妊娠に対する真剣度合いや、ご意思がメッセージのやり取りや面談でしっかり確認できたことです。
前述のようにコミュニケーションが円滑でない方や、冷やかし目的の方がいらっしゃる中で、提供に至った方の持つ熱意は明確なものでした。
それに応えるということは、想像していたよりも、ずっと重い責任のある役目だと感じました。
✔︎ Ton Bébéを使っている中での注意点はありますか?
会うまでと、会ってからどういう話をするのかの2つの過程において、ドナー/ドニー双方が不安点を払拭し納得感を持つことに尽きると思います。
不安なまま進めたり、リスクを取るような行為はすべきではありませんから、一にも二にも細やかなコミュニケーションが重要です。
ドニー側は、たくさんのドナーのプロフィールを見ることができるはずなので、やり取りの中で少しでも違和感を感じたのなら別の方に依頼したほうがよいでしょう。
ドナー側も、提供したくない相手には、きちんと理由を述べて伝えるべきです。
以前、明らかにコピペ感のある提供希望メッセージを受け取りました。複数のドナーに一斉に送っているのだろうなと感じれば、真剣に対応する気持ちも薄らぎます。ドナー/ドニー関わらず、細やかなコミュニケーションが最も重要です。
✔︎ 精子提供をされている中で印象的だったエピソードはありますか?
妊娠のメカニズムについて相当勉強されているドナーさんが居て、その方から精育サプリメントの存在を教えてもらいました。
他にも、妊娠の確率を少しでも上げるためにドナーとして気を付けるべきことを教えてもらい、私自身の体調管理にも気を遣うようになりました。もちろん、サプリも飲用しています。
✔︎ 精子提供をされていることに関して、K.O.さまのご家族はどのようにお考えなのですか?
妻にはこの活動について話しています。正直なところ最初から快く了承してくれたわけではありませんでした。しかし、私が様々なボランティア活動をしていたこともあり、そのうちのひとつの取り組みとして一定の理解は示してくれています。
今では対女性へのコミュニケーションのアドバイスもしてくれるようになりました。
✔︎ 最後に、日本の不妊治療の事情や、今後社会に期待することをお聞かせください。
もっと選択の自由が尊重されるべきだと考えています。子供を授かりたいと望む方に対する補助をもっと拡充するべきです。
それらに加えて、容姿や能力など、どんな子が欲しいかを希望できる方が良いのではと考えます。それが、本来の望む相手との子どもを授かるプロセスに近いと思うのです。
身体的事情、性別的事情に関わらず、妊娠を望む人が子どもを授かれる社会になることを期待します。
K.O. 様、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
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