精子提供ドナーH.Y.さまにインタビュー ~精子提供は幸せの手助け~
皆さん、こんにちは!Ton Bébé運営の鷲﨑です。
今回のTon Bébéブログでは、実際の精子提供ドナーでいらっしゃるH.Y.様にお話を伺いました!
精子提供を始められたきっかけから、注意すべきポイント、今後の日本の不妊治療に期待することなどをお聞きしました。是非ご覧ください!
【ドナー情報】
- 名前: H.Y.
- 年齢: 35 歳
- 血液型: A 型
- 身長/体重: 185 cm / 79 kg
- 提供実績: 9回 (2021/8/2時点)
- プロフィール: https://www.tonbebe.jp/donor/2561
今回インタビューを受けて頂いたH.Y.様です!
今回この記事とインタビューを担当させていただきました鷲﨑です!
✔︎ 本日はインタビューを快くお受けいただきまして、誠にありがとうございます!早速ですが、H.Y.様が精子提供を始められたきっかけについてお聞かせください。
4年程前に同性愛者の友人より、同性パートナーと家庭を持つために子どもを産みたいので精子提供をしてほしいと依頼されたことがきっかけです。
最初は驚きを隠せませんでしたが、よくよく自分で調べてみると同性カップルの方やシングルマザーの方は精子提供を受けることが非常に難しい状況下にあるということが分かりました。それであれば友人の幸せのためにも勇気を出して協力したいと思い、精子提供を行うことを決めました。
その友人は最初の提供から半年程で妊娠し、無事に赤ちゃんを授かることができました。今はパートナーと三人家族として一緒に幸せに暮らしています。
そのような姿を見て、精子提供は誰かの幸せの手助けができるとても良い活動だなと感じたことをきっかけにし、現在も活動を続けております。
✔︎ 他にも精子提供のプラットフォームを作っているサイトがある中で、Ton Bébéを選択された理由は何かございますか?
まず、ネットで検索をしたら1番上に出てくるサイトだったからです。
また、サイトを見て運営がしっかりしている印象を受けたことも、Ton Bébéに登録した理由です。
✔︎ ドニー様とのやり取りの中で何か気を付けていることはございますか?
セキュリティの面に非常に気をつけています。
インターネットを通じて見知らぬ方と会うシステムなので、中には悪意も持って近づく人もいるかもしれません。ドニー様側も我々ドナー側もお互いの身を守るためにも十分に気をつけなければならないと思います。
また、相手がどのような方なのかを知るために、必ず面談を行うことが大切だと思います。必ず面談は一流ホテルのラウンジで行うようにしています。セキュリティがしっかりしている場所で面談を行うことでお互いの安全を確保しています。
✔︎ 精子提供を始める前の自分と比べて、何か考え方や価値観など、自分に変化はありましたか?
4年前から精子提供をやらせていただいておりますが、年々相談が増えているなと感じております。
精子提供はそれほど一般的に知られていないし、人には言いにくいボランティア活動と思います。しかし、この活動を行う中で、人から必要とされているなと感じられますし、自分自身やりがいを感じております。
また、家族のあり方には、様々な形がある事を自分自身の経験として体感し、偏見にとらわれず、多くの方に子供を持つ幸せを手に入れて欲しいと思っております。
✔︎ ドニー様とドナー様はどのような関係であるべきだと思いますか?
ドナーとしてドニー様のご希望に合わせた関係を構築することが第一であると考えます。
ドニー様のお考えによって、ドナーとは距離を置いた関係を希望する方もいますし、割と友人のような関係を好む方もいらっしゃいます。どのような関係だとしても信頼を築くことが、安全安心な精子提供をするためにも非常に大切なのではないかと思います。
✔︎ プロフィールを拝見させていただいたところ、実際に提供している方から妊娠のご報告を受けたと記載がありました。そのお知らせを受けたとき、どのようなお気持ちでしたか?
非常に嬉しかったです。中には、妊娠のご連絡の後も「順調に育っています」と定期的にご連絡をくださる方や「感謝の気持ちでいっぱいです」との心のこもったメッセージをくださる方もいます。
そのようなメールをいただく度にこの活動を行って良かったなと思います。
✔︎ 今後の日本における不妊治療の問題についてのご意見や展望はどのようなものを期待されていますか?
安全面等を考えると、やはりこのような精子提供という活動は公的機関がやるべきことだと思っています。また、現在、不妊治療にはお金が非常にかかりますので、金銭面の十分なサポートも必要だと感じております。
過去、精子提供を行った40代前半のドニー様が、なかなか妊娠出来ずに泣く泣く妊活を諦めてしまう方もいらっしゃいました。このような方を減らすためにも妊娠の適齢期というものを日本の性教育の中でしっかり教えていかなければならないのではと感じております。
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