精子提供ドナーY.G.様にインタビュー ~大切なことは「確認」というプロセス~
皆さん、こんにちは!Ton Bébé運営の鷲﨑です。
今回のTon Bébéブログでは、実際の精子提供ドナーでいらっしゃるY.G.様にお話を伺いました!
精子提供を始められたきっかけから、注意すべきポイント、今後の日本の不妊治療に期待することなどをお聞きしました。是非ご覧ください!
【ドナー情報】
名前: Y.G.
年齢: 32 歳
血液型: B 型
身長/体重: 172 cm / 62 kg
提供実績: 4回 (2021/5/8時点)
プロフィール: https://www.tonbebe.jp/donor/2468
こちら、今回インタビューを受けて頂いたY.G.様です!
そして、今回この記事とインタビューを担当させていただきました鷲﨑です!
✔︎ 本日はインタビューを快くお受けいただきまして、誠にありがとうございます!早速ですが、Y.G.様が精子提供を始められたきっかけについてお聞かせください。
ネットニュースで精子提供を知ったのがきっかけです。そこでTon Bébéのような精子提供の活動があるのだと知りました。
また、この活動を求めている人が多くいると感じていたので、参加をすることでニーズに応え、お役に立てればいいなという想いで始めさせていただきました。
✔︎ Y.G.様には4回の提供実績がございますが、提供の中で感じられたことにはどのようなものがございますか?
回数で言うと4回ですが、人数で言うと2人の方に提供させていただきました。
1人目の方は離婚されている方で、子どもを授かる方法を探している方でした。その方は、少しでも子どもを授かれるチャンスがあるのならという思いでTon Bébéのようなサイトにアクセスされているので、その真剣な想いが会うたびに伝わってきたのを覚えています。
もう1人の方は、同性愛者の方でした。今はそのような方たちが増えて、公言できるような機会が以前と比べたら多くなってきたと思います。同性愛者の方でも子どもを持てるという選択肢を増やせたということが、良かったなと思います。
✔︎ これまでの提供で印象的だったことは何かありますか?
zoomを介して事前に候補となる方々と面会をする中で、ドニー様の要望とドナー側の意向を一個一個すり合わせながら、お互いにとって最も最適な人を探していく方が多くいらっしゃるのを感じます。
そのようなプロセスを大事にしている方とお話をすると、真剣に子どもを授かることを望まれているのだなということを改めて感じますので、こちらも真剣に向き合いたいとより強く思います。
実際に提供に至らなかった方でも、確認し合いながら1つずつ不安を取り除くという作業をしっかりとされていた方は印象深く残っています。
✔︎ ドニー様とドナー様はどのようなことをお互いに確認すべきですか?
提供をする側は深くまで突っ込んだ質問することが難しいと思いますし、控えるべきだとも思うので、なるべくしないようにしています。
ドニー様からよく「どこにお住まいですか?」という質問をいただきます。プロフィール上では提供可能エリアを確認することはできますが、その人が住んでいるエリアは分かりません。継続的な提供を考えるとドニー様はそれによって判断が変わってくるので、まずどこに住んでいるのかということをお互いに確認すべきだと思います。
また、各種証明書関係をきちんと確認することも大切です。証明書の数値を変えようと思えば変えられてしまいます。そのため、数値に不自然な点がないかなど書類の細かい部分の確認はやはり重要であると思います。
✔︎ これから提供をされる方/受ける方が注意すべきポイントはありますか?
私も当然初めてお会いするときは緊張しますが、提供を受ける方は、提供する方以上に緊張していると思いますし、不安もあると思います。
なので、少しでも不安に感じたらメッセージでもzoomでもいいですから、疑問点などを確認するべきだと思います。
提供する側としても、色々質問していただく方が、真剣な思いも伝わってくるので、安心して提供することができます。「こんなこと聞いたらダメかな」と思うことも一旦聞いてみるということが大事だと思います。
✔︎ ドニー様とドナー様はどのような関係であるべきだと思いますか?
あくまでも「ドニーとドナー」という立場であるべきだと思うので、プライベートの部分はお互い踏み込まないようにするという配慮は必要だと思います。
また、あまりお互いに深入りすることは危険だと思いますし、提供した時点でドニー様とドナーの関係は一旦区切ることも大事かなと思います。
✔︎ 今後の日本における不妊治療の問題についてのご意見や展望はどのようなものを期待されていますか?
医療機関で手続きを踏んで進めていくということがやはり理想としてはあると思います。
Ton Bébéのようなサイトに需要があるということはまだまだ費用やプロセスのハードルが高いということだと思いますので、より誰もが不妊治療にアクセスしやすいような環境を整える必要があると思います。
また、そのような形で子どもができたということに対してまだまだ社会的な受入体制が整っていないと感じますので、社会全体として容認していく環境づくりも必要であると思います。
✔︎ これから提供を受ける方にメッセージをお願いします!
精子提供を受けたいと思っていても、なかなか踏み出せないという方が多いと思いますが、まずは提供実績のある方とメッセージのやり取りを通して、色々聞いてみるということから始めていただければいいなと思います。
メッセージを送ったから、絶対にその人に提供してもらわないといけないということは全くありません。お話をしてみるだけでも大丈夫なので、不安を取り除くということから始めてみてください。
また、実際に提供を受けようという決心がついたら、それぞれ確認すべきポイントがあると思うので、きちんとやり取りをしてトラブルがないようにしていく必要があると思います。
Y.G.様、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
今後もTon Bébéでは精子提供に関する記事を定期的に投稿して参ります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
またお会いしましょう!
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